外壁タイルの低圧注入工法について
こんにちは!ウェイストバスター社株式会社です。
8月も下旬に入り、もうすぐ9月ですね。
晴れたと思ったら急にバケツをひっくり返したような豪雨になったり、梅雨に逆戻りしたような気温や湿度になったりと、寒暖差の激しい気候が続いていますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は外壁タイルの低圧注入工法についてご紹介致します!
内装・外装とも、月日が経つと少しずつですが当初の美観が損なわれてきて、やがて目に見えるだけでなく機能的にも問題のある経年劣化となります。
顕著な例としては、ひび割れ(クラック)です。
クラッキングはそのまま放置しておくと見栄えが悪くなるだけでなく、耐久性が失われてゆき、最終的には建物の材木の腐食にもつながりかねない危険な信号なのです。
さて、そんなクラッキングの補修工事ですが、どのように行ってゆくのでしょうか。
まずは、補修する部分をハンマー等で打診してどの程度タイルが浮いているのかや表面的に目立つ箇所を目視で調べ、確認したら、まずはドリルで穴開けを行います。
建物の外壁なのでかなり堅固ではありますが、補修範囲をくまなく施工できるよう、しっかり穴を開けてゆきます。
次に、エポキシ樹脂を注ぎ込む注入孔となる座金をシーリング材を用いてセットしてゆきます。
こんなふうに、1つ1つ行ってゆきます。
工期は限られていますがシーリング材が固まるまでには時間がかかるので、早く次の作業に移るためにもスピード感をもって取り組みます。
シーリング材が無事硬化したら、いよいよ注入です。
注射器のような形状をしたシリンダーにエポキシ樹脂をセットし、これを先ほど取り付けた座金にセッティングして、加圧ゴムを掛けてゆっくり注入してゆきます。
ちなみに注ぎ込むのがゆっくりなのにも理由があって、一気に注入しようとすると深部のクラッキングにまでエポキシ樹脂が浸透せず、施工が不十分になってしまうためです。
1日かけて、ゆっくり、ゆっくり、エポキシ樹脂を加圧ゴムで注入してゆきます。
建物の高所などはこうしてブランコ作業で一連の作業を行います。
正確で丁寧な仕事は当社の強みの一つでもあります。
こうして1日が経ち、無事エポキシ樹脂を注入し終えたら、座金を撤去しドリル穴の復旧を行い、補修工事完了です。
外壁塗装の塗替え時期は10年が一つの目安だとされています。
しかし、場合によってはもっと早く塗り直した方が良いケースもあります。特に、外壁に入ったひびは、放置しておくと非常に危険です。目に見えないところでも確実に経年劣化は進んでおり、目に見える形での劣化は早急に処置を施す必要があるのです。
浅いひび割れなどであればセルフでシーリング材を購入して補修工事を行っても良いですが、深さを伴うものや大規模なひび割れは躊躇なく専門業者をお呼びください。表面的に補修できたつもりでも、下地のダメージまできちんとコーキングできなければ雨水の侵入を許してしまい、結果的に建物へのダメージが増大してしまうことにも繋がってしまいます。
外壁塗装のことでお困りの際は、是非当社までお気軽にご相談ください。
それでは、また!